日本映画業界の制作現場におけるジェンダー調査
2021夏
Japanese Film Projectでは、日本映画制作現場のジェンダーギャップや労働環境の調査・政策提言を行っていきます。
第一回目の調査では、「過去21年間の興行収入10億円以上の実写映画の監督のジェンダー比率」と「2019-2020年に劇場公開された映画における監督・撮影監督・編集・脚本のジェンダー比率」を調べました。加えて、制作現場で働く当事者などへのインタビューも行い、ジェンダーギャップがもたらす弊害や今後の調査の方向性を多角的に検証しました。
今後も継続して調査を行い、その結果を広く社会に共有しつつ、議論を促し、問題提起をしていきます。
2000-2020の映画監督ジェンダー比率
2000-2020年の21年間で劇場公開された「興収10億円以上の実写邦画796本」のうち、女性監督作品は延べ25本(3.1%)という統計結果。
21年間で製作された大作映画における女性監督の割合は、32人に1人。